10月8日(火)、第3回目となる「次世代を活かす企業へ;働き続けたくなる組織づくりStepupプログラム 2024」実践講座第DAY3を開催しました。
今回の講座には、10社の企業の代表者や人事担当者、20名が参加し、【多様な人財を活かす人事制度】をテーマに、人事戦略・人事制度の観点から職場づくりについて学びました。
【講義】
株式会社funbalance 代表取締役 関村学氏が講師を務め、“多様な人財を活かす為に必要な人事制度のポイント”“人事評価制度導入に向けた具体的なポイント”“実践事例:東北の中小企業における人事制度の実践事例”について講義を行いました。参加者たちは会社の枠を越えた5つのグループに分かれ、対話による情報交換や意見交換、セルフワークを通じて理解を深めました。
第一部では、人事制度や人事施策を実施する上での重要なポイントについて学びました。まず、「人事戦略に絶対的な正解はなく、自社にとっての『最適解』を見つけることが大切である」という前提を学び、その後、自社が求める人物像を考えるセルフワークに取り組みました。また、経営戦略と結びついた人事戦略の必要性について解説がありました。5年後の組織図について考えるワークにも取り組み、グループ内で意見交換を行いました。
第二部では、人事評価制度導入の目的について説明があり、さらに等級・報酬制度のポイントについて学びました。地域企業で人事制度を導入する際には、慎重な取り組みが必要であり、事前の対話や周知を行いながら丁寧に進めていくことが重要であることについても解説がありました。その後、自社の等級・報酬制度の課題や改善点について考えるワークに取り組みました。
最後に、評価シートを含む評価制度について学び、東北の中小企業のモデルケースを参考にすることで、理解を更に深めることができました。
関村講師の親しみやすい話と地域性を踏まえた実践的な講義を通じて、参加者たちは体系的な知識を得ることができ、自社にとって必要な人事制度・人事施策を改めて考える機会となりました。
参加者からは、今回の講座を通して、次の感想をいただきました。
・人事評価制度をすでに導入しているため、被るような話もあったが、自社で働きがいに繋がるような意見もあったので参考にしていきたい。
・人事制度の導入するための準備を始めようと思った。
・経営側と従業員側の制度に対するギャップがないか確認する機会を設けたいです。
・自社の現状の把握と他社の現状との比較が出来た
・報酬部分が不明なところがあったので、明確にする取り組みが必要だと思った
・非常に興味深い内容で参考になるお話しだった。社内幹部で一度どのように取り組んでいくか方向性を決めたい
・人事評価を見直す前にやる事があるな!という事が理解できた。会社の目指すべき姿をちゃんと言語化したい。
・人事評価制度について、詳しく聞いたことがなかったので、新たな知識として会得出来たことが非常に良かった。
・人事考課制度は導入してますが、改めて他社の状況も知ることができたので新たな人事効果制度を目指すきっかけをいただきました。
・熱血で非常に分かりやすい説明だった。
【講師】
株式会社funbalance 代表取締役 関村学氏
【日時】
2024年10月8日(火)13:30~16:30
【場所】
にぎわい交流館AU 研修室1